訪問から座るまでのマナー

まずは伝統的なバーに行く際の服装マナーです。
ごく一部のバーでは「ドレスコード」によって服装を指定している場合がありますが、
それがないバーでは「店の雰囲気を壊さない服装」で行くのがマナーです。
「コンビニに出かける服装ではなくデパートに出かける服装」といった表現が使われますが、
ラフな服装ではなく少なくともカジュアルな服装でなければなりません。
判断できない場合はネットや情報誌で店の雰囲気を確認し、
自分で考えている服装でそのバーに入ると溶け込みそうか浮いてしまいそうか考えてみることです。

 

初めてのバーに行くのであれば、
「平日(金曜日や休日前日を除く)の開店後15分程度過ぎた時間帯」か
「閉店前の時間帯」を選びます。
その時間帯であれば大抵のバーでは一般の客も常連客も少なくなりますから、
あまり気を使わないで扉を開くことができます。
これはマナーというよりもおすすめと受け止めてください。

 

バーによく行く人でも、初めてのバーの扉を開くのは非常に緊張するものです。
しかしこの緊張を乗り越えて入店しなければ、気に入ったバーを探しあてることはできません。
中に入ったら「初めてですがいいですか」、とバーテンダーに声をかけるのがマナーと言えます。

 

伝統的なバーでは自分の気に入った座席を勝手に選ぶのではなく、
バーテンダーが「こちらにどうぞ」と席を案内してくれるのを待つのがマナーです。
常連の客の多いバーでは必ずといっていいほど来店時間や席が決まっている常連が多く、
そうした客のことを配慮してバーテンダーが席を案内します。
バーテンダーから席を案内されない場合は自分で席を決め、
「ここに座って良いですか?」と了解を得るのがマナーです。

 

注文に当たってのマナー

席についたらバーテンダーの「何にいたしましょうか?」の言葉から本格的なバー体験が始まります。
事前に一杯目に何を飲むのかを決めていないと、初めてのバーでは最初の注文はなかなかの難しいものです。

 

バーでは、飲み物の注文に当たって特段のマナーといったものはありません。
現役のバーテンダーによると、寿司を注文するときにはネタの順番があるように、
何種類かの飲み物を飲む場合にはおすすめの順番があるようです。
しかし一杯目にカクテルを注文するかウイスキーやブランディーを注文するかといったことは、
当然のことながら客自身が決めれば良いのです。
ですから、何にいたしましょうかと聞かれたら、自分が一番飲みたいものを注文します。
たとえばウイスキーを注文する場合のことを示してみましょう。

 

すでに決めている銘柄があれば、銘柄とともに何年物かも伝えます。
そのバーに注文どおりのウイスキーがない場合は、
バーテンダーは代替のウイスキーを紹介してくれますから、嫌いな銘柄でないのであれば、
バーテンダーからのおすすめに従ってみるのが、強いていえばマナーと言えるでしょう。

 

決まった銘柄がないなら、バーテンダーに相談します。
「ウイスキーを飲みたいのですが、よく分からないのでおすすめを教えてください。」と言えば良いのです。
ほとんどのバーテンダーは、
客にいろいろな質問をしながらおすすめのウイスキーを準備してくれます。
また飲み方について「ニートかオン・ザ・ロックか?」、
とか「チェイサーは水かソーダか?」とか聞かれますので自分の希望を伝えます。

 

なお、注文したウイスキーの価格が分からない場合は、
「このウイスキーは1杯いくらですか?」と遠慮なくたずねます。
価格が予算内なら「ではそれをお願いします」と言えば注文成立です。

 

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